排出権取引とは?

排出権を各国間、または企業間で取引するのが排出権取引です。 この取引はビジネスとしても成り立つため、企業や政府、双方に経済効果・環境効果が生まれます。 地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの排出量を抑えるため、企業や国が目標以上の二酸化炭素排出量の削減に成功した場合や目標を達成できたなかった場合に、その余った分や不足分を取引できる、ということです。
京都議定書で、複数の国が協力して排出削減目標を達成するために設けられたメカニズム(仕組み)の一つで、このメカニズムは京都メカニズムといい、排出権取引を含めて3つあります。

京都メカニズム

クリーン開発メカニズム(Clean Development Mechanism)
先進国が開発途上国に対して温室効果ガス削減に向けて技術や資金の投資をおこない、その削減プロジェクトが成功した場合、その一部を先進国が抱える削減目標量として利用することができる。クリーン開発メカニズム

共同実施(Joint Implementation)
先進国同士が共同で削減プロジェクトをおこない、温室効果ガスの削減が成功した場合、その削除分をお互いの削減目標量として分け合うことができる。 共同開発
排出権取引(Emission Trading)
温室効果ガスの排出量を抑えるため、企業や国が目標以上の二酸化炭素排出量の削減に成功した場合や目標を達成できなかった場合に、その余った分や不足分を取引すること。排出権取引

排出権取引ってどんな取引があるの?

父

排出権取引にも取引方法が2種類あり、「キャップアンドトレード」「ベースラインアンドクレジット」があります。

キャップアンドトレード
…排出枠(キャップ)を基準として、各国・企業がそれぞれに配分されている枠(キャップ)をめぐって取引をする方法です。
ベースラインアンドクレジット方式
…削減プロジェクトを行い、削減プロジェクト活動を行わない時に比べた削減量(ベースライン)をクレジットとして取引をする方法です。